賃貸のコツ

定期借地権付き

不動産比較のイメージ

最近では賃貸と分譲の中間に位置する、定期借地権付きの物件も出てきています。
定期借地権付き物件というのは、一定期間だけ借りた土地の上に建てられた建物を買う、というものです。 戸建てとマンションがあり、通常は借地期間50年が多いようです。 50年たったら土地の上に建っている建物を取り壊し、土地を地主に返すことになります。
土地は地主のものでも建物は自分の所有物となるので、壁にクギを打ったり自分の好きなようにリフォームをすることが出来ます。
定期借地権付きの物件のメリットは、土地を買わずに借りるので買ってローンを支払うより、金銭的な負担が少なくて済むということです。
しかし定期借地権付き物件は、どんなに建物に愛着があっても取り壊して土地を地主に返すことになってしまいます。 ですから買ってもそれほど高額にならない土地なら、借りるよりも買ってしまった方がいい場合もあります。

国や自治体の援助

家賃の相場は、東京ですとファミリータイプで10万~15万円もしますが、地方に行けば駐車場付きの3LDKが5万円台で借りられるところもあります。
地域によって賃料に差はありますが、こうした中でも比較的安く借りることが出来るのが、自治体が供給する物件です。 自治体が独自に設置しているもの、国と自治体が家賃の補助をしてくれる特定優良賃貸などさまざまなタイプがあります。
民間のマンションでも特定優良賃貸ですと国と自治体の補助が付くので、通常より5~8割安く住むことが可能です。 最近はこの特別優良賃貸を、老人向けに供給するところも出てきています。 都市周辺では自治体がファミリー世帯を呼び戻すため、何らかの家賃補助をしているところもあります。
こうした制度は、実施している自治体としていない自治体があり、実施していても自治体によってそれぞれ条件が違います。 また、基本的にはその自治体に住んでいる必要もあります。
自分が住んでいるところではこうした行政サービスがあるかどうか、一度調べてみる価値はありますので確認してみましょう。

インターネット

4月になると入学や転勤で地方から都心へ、都心から地方へ移るという人も多くなります。
賃貸の情報というのは地域ごとに情報誌が発行されているので、ある程度は詳しくわかるのですが、地域が変わると状況がわからないということが多かったのです。 しかし今では、インターネットで全国の賃貸情報が検索できるようになりました。 自分が住みたい沿線、間取り、希望価格帯などかなり詳細な情報まで検索できます。
ですから実際に不動産屋をまわる前に、インターネットでおおよその相場などを調査してから物件を探すのもいいかもしれません。